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ありがとう(ナナシスEPISODE 6.0 FINALの感想)

ナナシスのEPISODEシリーズ完結編、EPISODE 6.0 FINAL「Someday, I'll walk on the Rainbow...」の最終第7話が公開されました。
なんかしっかりした記事を書こうと意地を張ったら一生ブログ書き終わらんなと思ったので、気楽に、手短に書きます。
まず率直に。この作品に出会い、応援して来られたことは僕の人生の誇りだなと、心から思う。
正直、7年間も応援してきた物語が完結すると喪失感がすごいことになるんじゃないかと思っていたんですが、ラストの"Fin"の文字を見た後、不思議なくらいまったく喪失感がありませんでした。どうやら、7年間も一緒に歩いてきたのでもはやナナシスは自分の一部になっていたみたいです。要するに心の中にずっとある、ってやつですな。
そして唐突にごくごく個人的な話をするんですが、正直なところEPISODE 6.0の公開が始まった11月初旬の前後は割と心が折れそうになっていた時期でした。ナナシスに憧れて「好き」に関わる仕事に飛び込んでみたはいいものの思うように行かなくて、自分がやりたかったことってこんなことだったっけ、と現実に絶望していました。
朝起きて仕事に向かう前に「自分は何のために今日起き上がって仕事するんだろう」と空虚さを嘆いたり、夜中に孤独感に襲われて全然眠れなかったり(今思うとあれがいわゆる「明けない夜」ってやつか…)、自分の意思とは無関係に積みあがっていく仕事の山を前にして「この道の先に何があるんだろう」と悩んだり。あれだけナナシスに背中を押されて前向きなポエムを投稿してきたナナシス信者一Dくんも現実だとこんなもんか…と自分の人生に希望が持てなくなってました。
自分にとってはそんな時期にエピソードが公開されたのでした。
そして、EP.6.0を読み終えた方ならわかると思うんですが、そんな僕にとってEP.6.0は本当に本当にドンピシャだったんすよ。
「や、春日部ハルに憧れてアイドルになったけど『仕事』としてのアイドルに絶望してしまう四ツ倉ナツミ…今の俺やんけ!」と思ったり、「ムスビのいうことめっちゃわかる~」となったり、それでも諦めたくない気持ちを春日部ハルに見つけてもらったりして。
人生に対する諦めとかそういうの脇に置いてもう一回やってみるか、と前向きな感情が湧いてました。たぶんこの先もつらいこと悲しいこといっぱいあると思うんですけど、なんかもう大丈夫だなと。なぜなら一生分の勇気をもらったので。(そう言い切ることによって自らの背中を押していく)
厳しい現実を前にしても世界と自分を諦めない大人でありたい。
そして、いつか終わりが来るこの人生を通して、人の心を未来に繋いでいきたい。
7年間本当に本当にありがとうございました。そして、いつまでも君と共に。
P.S.

例のシーンで"with you" という文字列を見た瞬間、泣きました。あの2016年の夏の日から、3点リーダ―に続く言葉といえばwith youだったはずなのに、なぜか全然予想してなくて……完全に不意打ちをくらいました。

「君はひとりじゃない」って言われた気がしました。ありがとうございました。