終わらない僕らの歌 -「Tokyo 7th シスターズ」EPISODEシリーズ完結に寄せて-
はじめに
だけど、ファンの僕に出来ることは申し訳なく思うよりも、「やりきった」と思えるまで*5魂を込めてくれた作品と、そのスタッフに対して、最大級の感謝を送ることだろうと考えました。
僕にとってのナナシス
「共に存る」
幻じゃないよ本当さ君と共に存るよ約束じゃなく祈りでもない君が歩む道夏が馨る「Across the Rainbow」777☆SISTERS
春日部ハル「ずっと、一人じゃなかったんです。」
EP.6.0最終話でライブに向かう前のハルは支配人に向かってそう言っていましたが、今ならハルのこの気持ちが分かるような気がします。
ひとりじゃない(キミもボクも)その一歩踏み出して「H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!*7」777☆SISTERS
そして、メジャーデビューシングルでも。ひとりぼっちだけど、ひとりぼっちだからこそ、僕らは確かに想いと手を繋ぎ、傷ついても何度だって立ち上がって青空になる、と宣言していました。
ひとりぼっち僕らの
みんなの物語
何度だって僕らは
傷ついてまた強くなる
笑い合った一瞬を忘れないで
祈るから 願うから 青空に
(中略)
雲が晴れて 僕ら青空になる
「僕らは青空になる」777☆SISTERS
私たちはひとりではないし、一歩を踏み出すことには意味がある。僕がそう強く信じられるのはナナシスに出会ったおかげです。
終わらない僕らの歌になる
青空に舞う君の希望(ゆめ)が終わらない僕らの歌になるいま輝く翼開いてどんな夜も乗り越えていく「Across the Rainbow」777☆SISTERS
あとがき
この記事はナナシス7周年を祝して、そしてプロジェクトを卒業する茂木さんへの感謝を込めて始まった「時季外れ」のナナシスアドベントカレンダー2021*8の最終日の記事です。自分にとってのナナシスとは何だったかを端的に表現するべく作品展開とメインストーリーに主眼を置いたため、作品の詳細な歩みや777☆SISTERS以外の人物については今回割愛しました。他の担当者の皆さんが触れてくださっている部分もありますので、ぜひ他の投稿も読んでいただけるとうれしいです。
ナナシスが7周年を迎える7日前の2021年2月12日に発表された総監督のプロジェクト卒業には少なからず驚きましたが、同時に納得感も大きかったです。「Across the Rainbow」のフルバージョンを聴いたときに予感した別れが、具体的な形になったと感じました。茂木さん、8年間本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
これからもナナシスは続いていくということで、8年目のナナシスにも大いに期待したいと思います。
これまでナナシスに関わったすべての方に最大級の感謝を。そして、今回急な募集にも関わらず企画に参加してくれた7名の有志の皆さん、本当にありがとうございました。
*1:1982年3月19日生まれ。東京都出身。株式会社Donuts所属のクリエイター。「Tokyo 7th シスターズ」企画・原作・総監督・総合音楽プロデューサーとして作品の細部まで担当する。同役職にてゲームやライブにおいて、脚本家、演出家、作詞家、作曲家としての活動も兼ねる。(ここまでのプロフィールはOST4.0ブックレットより)
http://t7s.jp/news/2021/02/1748/
*3:1978年8月28日生まれ。福岡県出身。株式会社Numéro.8代表取締役。作編曲家として多岐にわたるサウンドクリエイトに参加。
*4:ライブイベントの度に制作姿勢への共感や応援の気持ちを込めた手紙を書いたりしました
*5:「Tokyo 7th シスターズ」を応援してくださっている皆さまへ
*6:https://twitter.com/t7s_staff/status/832892442382725121?s=20
*7:12文字をハイフンで繋いで、メンバー12人で手を繋いでいることを表現しているのが好きです
*8:
祝7周年! ナナシスアドベントカレンダー2021(時季外れな) - Togetter