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『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』があなたに届いてほしい(※ネタバレなし)

あなたにアニメ『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』を観てほしい。

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Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』キービジュアル第2弾

Tokyo 7th シスターズ』(通称「ナナシス」)は、2014年に開始したアプリゲームを端緒とする、アイドルを題材にした作品です。
物語の舞台は2034年の近未来。エンタメ経済特区の第七新東京区*1Tokyo 7th(トーキョーセブンス)。アイドル文化が一度衰退してしまった時代に、もう一度アイドルを始める人間たちの物語です。

今回、そんなナナシスがアニメ化して、全国の映画館で期間限定上映中なので、ぜひあなたに観ていただきたい。
なんだ、「たかがアイドルものか」「たかが美少女コンテンツか」「たかがエンタメか」と思われるかもしれませんが、ナナシスはその「たかが」という固定観念や諦めに抗う意欲的な作品でした。
アプリゲームのメインストーリーでは、主人公たちに「アイドル」を真っ向から否定するライバルや敵を登場させて「アイドルとは何か」「エンタメとは何か」を常に問い続けて、ファンに勇気を与えてきました(そのメインストーリーもこの前完結し、大団円を迎えました)。音楽においては、2周年の節目で全く方向性の違う攻撃的な楽曲「SEVENTH HAVEN」*2を発表し、それまでの作品イメージを敢えて壊して世界観を再提示しました。
……などなど、ここで説明するとそれだけで長くなるのですが、ある種の美学をもって歩んできた作品がナナシスでした。

そんなナナシスが2021年2月19日に7周年を迎えました。ナナシスのナナ周年、そんな記念すべきタイミング*3で公開された完全新作アニメが『Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-』です。ファン待望のアニメ化でした。

さて、今の私は、このブログを読んだ人にこのアニメを観に行ってほしいと思ってほしい、とかおこがましいことを考えているですが、いかんせんブログを書くのが久々なもので言葉が出てこず困っています。文章ってどうやって書くんだ??*4文章の書き方が分からなくなってしまったので「届けたい人」と「届けたいこと」を整理して端的に書きます。

ナナシスが好きだった人、ナナシスが好きな人、ぜひこの77分のアニメを観に行ってください。
開幕からラストシーンまで「ナナシス」がアニメになってます。きっとあなたの大好きだった「ナナシス」に会えるはず。ぜひ映画館へ。

アイドルが好きな人。アイドルに勇気をもらった経験のある人。
アイドルが「誰かの背中を押す」存在であるということを真摯に描いた作品です。もしよかったらあなたの77分をナナシスに使ってみませんか。

夢がある人。理想がある人。現実に押しつぶされそうになりながら、それでも夢を目指して踏ん張っている人。
ナナシス」は、厳しい現実でもがきながら理想を胸にここまで歩いてきて、不器用ながらも夢を叶えてきた作品です。アニメ化も夢の一つでした。
不器用な歩みでも、いつかは到達できるんだ、と思いながらこの作品を見てもらえると嬉しいです。

日々「何のために生きているんだろう」と悩んでいる人。
何かを始めること、一歩を踏み出すことを諦めたくないけれど、なかなか踏み出せずにいるなら、この作品があなたに勇気をくれるはずです。あなたは独りじゃないです。

ちょっとでも興味が湧いた方がいたら、近くの劇場まで足を運んでいただけると嬉しいです。上映館情報のリンク貼っときます。ではでは。

Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる- 劇場情報

*1:ピンと来た方もいるかもしれませんが、そうです。『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する「第三新東京市」のオマージュです。物語の切り口や世界観設定など、エヴァの影響を受けている作品です。ちなみに、エヴァの放送年が1995年で近未来が2015年だったのに対して、ナナシスの開始年が2014年だったのに対して近未来が2034年と同じく20年後に設定されているのはおそらく偶然ではないと思っています。

*2:

この衝撃を少しでも追体験してみたい方は、次のどれかの楽曲をいくつか聞いてから「ナナシスの音楽性ってこんな感じね~おーけーおーけー」と思った上で「SEVENTH HAVEN」を聞いてみてください。(一応発表順に並べているのでアルバムを順番に聞いていくのもありだと思います)

*3:もともとは2020年夏公開だったのですが、COVID-19のパンデミックの影響で公開が延期になった経緯があります。

*4:とか考えていて気づいてしまった(見て見ぬふりをして数年が経った、ともいう)。かつては書きたいことを書いていた自分が、今や仕事に追われて定型のビジネスメールと精神の残りっかすのようなツイートを投稿するだけで日々をやり過ごしてきてしまっていた。なんともったいない。生き方を改めたい。

とまあ、知らん他人の生き方を聞かされても仕方ないと思うのでいい加減本題に入ります。